
こんにちは、いーたんです。今日は、レッドストーンコンパレーターの性質について学んでいきたいと思います。
本サイトで扱うマインクラフトは統合版のVer1.20を利用しています。Java版やバージョンの違いによって用語や動きが異なる場合があるのでご了承ください。
羊毛ブロック(ピンク・青)は不透過ブロックとして、ガラスブロックは透過ブロックとして使用してます。
レッドストーンコンパレーターとは?
レッドストーンコンパレーターは、信号の比較・減算、特定のブロックの状態を測定するために使用される伝達装置です。レッドストーンリピーターと同様にレッドストーン回路を作る上で非常に重要な装置のうちのひとつです
主な性質は4つあります。ひとつひとつ見ていきましょう。
- 信号の強度を比較・減算する
- 隣接する不透過ブロックを動力源化する
- 遅延する
- 特定のブロックの状態を測定する
信号の強度を比較・減算する
レッドストーンコンパレーターは、信号を入力する場所と出力する場所が決まっており、三角形の底辺側と側面が入力、頂点側が出力する場所です。(三角形は見づらいですが、凝視すればうっすら見えます。)

設置した直後は頂点の小さなトーチは消灯しています。本体を1回たたく(PCでは右クリック、switchではZLボタン)とこのトーチは点灯します。コンパレーターにはモードがあり、頂点のトーチが消灯している場合は比較モードと呼ばれ、点灯している場合は減算モードと呼ばれます。
比較モード
底辺側と側面側の信号強度を比較し、側面側より底辺側の強度が大きいまたは同じ場合に頂点側に信号が出力されます。
つまり、「底辺の信号強度 ≧ 側面の信号強度」の場合、信号が出力されます。
逆に「底辺の信号強度 < 側面の信号強度」の場合、信号は出力されません。
出力の信号強度は、底辺側で入力された信号強度と同じになります。例えば底辺側の信号強度が15ならば、出力の信号強度は15です。

減算モード
底辺側と側面側の信号強度を比較し、側面側より底辺側の強度が大きい場合に頂点側にその信号が出力されます。
つまり、「底辺の信号強度 > 側面の信号強度」の場合、信号が出力されます。
逆に「底辺の信号強度 ≦ 側面の信号強度」の場合、信号は出力されません。
出力の信号強度は、底辺側で入力された信号強度から側面で入力された信号強度を減算したものになります。例えば底辺側が15、側面側が13ならば、出力の信号強度は15ー13で2になります

補足
ちなみに、底辺側の入力があり側面から入力がない場合は、底辺側の信号強度と同じ強度が出力されます。(信号の維持)

また、両側面から入力があった場合は、信号強度が大きい方と底辺側の入力を比較または減算します。

この特徴の使い道ですが。例えばリピーターを利用したパルサー回路などがあります。パルサー回路の回で紹介します。
隣接する不透過ブロックを動力源化する
レッドストーンリピーターと同様に出力する場所に不透過ブロックが存在するとその不透過ブロックは動力源化します。
リピーターと異なる点は不透過ブロックに伝わる信号強度です。リピーターの場合は常に15の信号強度が伝わりますが、コンパレーターの場合はコンパレーターから出力された信号強度と同じ強度が伝わります。
例えば、コンパレーターが比較モードで15の強度を出力している場合、隣接した不透過ブロックは15の強度で動力源化しています。

別の例でいうと、コンパレーターが減算モードで2の強度を出力している場合、隣接した不透過ブロックは2の強度で動力源化してます。

ちなみに、コンパレーターの信号は前方だけにしか伝わりません。前方がダストではなく、不透過ブロックの場合そのブロックは動力源化します。

動力が伝わらないブロックをガラスブロック、動力が伝わるブロックを青い透明なブロックで表してみると以下のようになります。

遅延する
レッドストーンコンパレーターはリピーターと同様に信号の遅延が発生します。ただし、リピーターとは異なり、遅延の種類はなく1つにつき一律1tickの遅延が発生します。
レッドストーン関連で使用される時間単位である 1tick は 100ミリ秒(0.1秒)です。
特定のブロックの状態を測定する
コンパレーターは底辺側に隣接したブロックの状態に応じた信号強度を出力します。例えば、チェストの中の物の量や、養蜂箱(図の下側)の中のハチミツの量を測定できます。なお、上記までの性質は出力に関することでしたが、この性質は入力に関する話題になります。これは、面白い性質ですね。

チェストは物の数に応じて0~15の強度の信号を出力し、養蜂箱はハチミツの量により0~5の強度の信号を出力します。どのブロックが信号を出力でき、どの程度の数・量でどれくらいの信号強度を出力できるのかは様々です。興味がある方は是非調べてみてくださいね。
なお、数や量という単位で測定する以外に、特殊な単位を測定できるブロックがありますので、以下にいくつか例を挙げてみます。
- 額縁・・・回転角度
- ジュークボックス・・・レコードの種類
- 書見台・・・参照中のページ
- コマンドブロック・・・コマンド実行の成功回数
この特徴の使い道ですが。例えばホッパーを利用したクロック回路などがあります。クロック回路の回で紹介しますね。
まとめ
以上、レッドストーンコンパレーターの性質を見てきました。レッドストーンリピーターと同様に内容が盛りだくさんでしたね。次回は入力装置について掘り下げてみたいと思います。